診療方針

にしみねクリニック 皆様へのご挨拶

皆様、はじめまして、西峰です。
今回、天王寺郵便局の斜め前にて究極の医科歯科連携を目指したクリニックを開業させていただきました。
どうぞよろしくお願い申し上げます。

少し自己紹介させて下さい。
清風高校卒業後、東北大学歯学部で学びましたが、私ほど紆余曲折しながら開業した歯科医は稀だと思います。
奈良県立医科大学口腔外科へ入局し、救急科研修、麻酔科研修(全身麻酔症例500例あります)若い時は口腔癌の遺伝子研究を奈良県立医大病理病態学講座に5年間在籍し(口腔がんの遺伝子研究論文)、医学部の実習教官やご遺体の病理解剖、看護学校での病理学の授業の受け持ちなどもしておりました。
その後、万葉クリニックにてハンディキャップをお持ちの方々や高齢有病者の患者さんを主に診る傍ら、幾つかのインプラント手術チームの一員として、10年以上に渡って数百例のインプラント治療にも携わってきました。
このように回り道してきた分だけ、医療におけるいろんな考えや風景を眺める機会に恵まれました。
そして今回、歯だけを治療するのではなく、全身に関わる口腔を守る!そして私のこれまでの知識や経験と技術を地域の皆様に生かしたい!いう意気込みで開業いたしました。


歯科医の役目

ところで皆様、歯科医の役目とはなんでしょうか?
歯科治療をする。当然です。予防に力を入れる。もちろん大切です。
しっかりと治療説明をする。これも欠かせません。
上記のような事を満たせば、立派な歯科医であると言えます。いや立派過ぎるくらいです。
しかし、これで十分なのでしょうか?


私は歯科医は歯だけを見る、守るという時代は終わりつつあると思っています。
全身があってこそ、頭頚部があり、その1部分が口腔、口の中である。
口の中にあるたくさんの器官、例えば歯槽骨、舌、粘膜、咀嚼筋群などの構成要素の中の一つが歯なのです。
つまり歯はそう考えると疲れると歯が調子悪くなる、肩が凝ると関連痛として歯が痛む、歯に痛みを感じてしまうというのは自然な流れですし、歯周炎と動脈硬化や糖尿病が密接に関係するのもよく分かる話です。
そして、嚥下や咀嚼器官と同時に呼吸する器官でもあります。
よって、口腔ケアによって口腔内の細菌レベルを落とす事によってインフルエンザの罹患率が下がったなんて話もすんなりと理解できるのではないでしょうか。


次に呼吸の話をします。
口呼吸ではなく、鼻呼吸する事が大切です。運動中は別ですが、口呼吸は百害あって一利なしです。
程度にもよりますが、口の中が乾燥することによって、唾液の自浄作用が低下し虫歯になりやすくなります。
また、原因はよくわかりませんが、鼻を介さず口呼吸になるとアトピーや自己免疫疾患に罹患しやすくなるという報告もあります。
鼻呼吸する健康な日本人をたくさんの作ることが、将来の日本における医療費抑制のきっかけになるのではないかと真面目に考えています。


様々な治療を低価格に

もちろん様々な歯科治療や口腔外科処置、インプラント治療、矯正、小児歯科、そしてホワイトニングや審美歯科などもしっかりと取り組んでまいります。
そして自費治療に関しては、適正価格でご案内を致します。良い物を低価格であれば嬉しいと思うのは、私だけじゃなく皆様もそうだと思いますので、可能な限り努力致します。
目の前の事に対して全力で取り組む、これが私の治療のモットーです。
自分が最後に治した歯科医師になりたいと強く思います。
当院はCTや手術室完備をしており、ほとんど全ての処置は対応可能だけれども、守備範囲外な症例もある。それをしっかりと見極める事が大事であり、その時は然るべき機関に紹介をする。
幸い、にしみねクリニックは2階が内科とペインクリニックになっておりますので、全身的な問題点がお有りの患者様は安心してお越し下さい。


長文読んでくださってありがとうございました。
今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

医学博士 歯科医師  西峰正佳 

院長プロフィール

痛み、疾患から守る治療を実践 口腔外科、麻酔科を経て、長年の臨床研究や治療・症例により、「痛み」の様々な緩和方法を学び、実績に裏付けられた成果を治療に生かすことで、患者様に満足いただける治療を提供できます。

口腔内ケアから始まる健康 日常生活の様々な痛みや疾患に原因があり、根本は、咬み合せや口腔内のトラブルが起因していることがあります。当院では、口腔内の健康を作ることにより、患者様の全身の健康を維持できる治療を行っていきます。